夏休みの宿題 お手軽自由研究

ドラスト勤務

こんにちは!
ドラッグストアに10年以上勤務している私が、皆さんのお子さんの夏休みの宿題をお手伝いします。
この記事では身近な材料で簡単にできる実験や研究テーマを紹介。ドラッグストアで手に入るアイテムを使って、楽しく学びながら自由研究をクリアしましょう。例えば、無水エタノールを使ったインクの色分離実験やDNAの検出、さらには手作り消毒液の作成など、日常生活で役立つ知識を深めるチャンスです。具体的な手順とポイントをわかりやすく解説しますので、お子さんと一緒にぜひチャレンジしてみてください。

王道 スライム作り
<材料>
・洗濯のり(PVAポリビニルアルコールが含まれているもの)
・ホウ砂(ほうさ)
・水
・食紅(好みで)
・小さな容器(2つ)
・スプーンやスティック(混ぜるため)
<売り場の場所>
 洗濯のりは衣類洗剤売り場
 ホウ砂はマキロンのような消毒薬がある売り場にあることが多い
<手順>
1.ホウ砂溶液の作成
– 小さな容器に水(約100ml)を入れる
– ホウ砂を小さじ1杯加え、よく溶かす
2.スライムベースの作成
– 別の容器に洗濯のり(約100ml)を入れる
– 同量の水(約100ml)を加えてよく混ぜる
– 食紅を数滴加えて色をつける(お好みで)
3. スライムの形成
– ホウ砂溶液を少しずつ洗濯のりの容器に加えながら、ゆっくりと混ぜる
– ホウ砂溶液を加えると、洗濯のりが次第に固まってスライム状になる
– 手で触ってみて、希望の硬さになるまでホウ砂溶液を少しずつ加え続ける
4.仕上げ
– スライムが十分に固まったら、手でよくこねて均一な柔らかさになるようする

これでスライムが完成です。ホウ砂の量を調整することで、柔らかさや硬さを変えることができます。注意点として、ホウ砂は適量を守り、誤って口に入れたりしないように注意してください。また、小さなお子さんが作る場合は、大人がしっかりと見守ることが大切です。
ホウ砂と、洗濯のりに含まれるポリビニルアルコールという成分が結合することによりゲル状のスライムが出来上がります。ホウ砂の代用としてホウ酸が配合されている目薬、コンタクトレンズ洗浄剤を洗濯のりに加えることでも同様の現象が起きるのでぜひ試してみてください。

次に無水エタノールを使った実験3選を紹介します。
無水エタノールはホウ砂同様マキロンのような消毒薬がある売り場にあることが多いです。
注意点として、引火性があるため火気の近くで使用しないようにし、換気の良い場所で行ってください。また、誤って飲んだりしないように注意し、子供が行う場合は必ず大人が監督するようにしてください。

自家製消毒液の作成
<材料>
– 無水エタノール
– アロエベラジェル
– 精油(ラベンダーなど好みで)
– 容器(PET ポリエチレンテレフタレート以外の素材)
<売り場>
 アロエベラジェルは日焼け止め売り場にあることが多いです。日焼けしてほてった体に使用します。<手順>
1. 容器の約3分の2ほど無水エタノールを入れる
2. 残り約3分の1はアロエベラジェルを加える
3. 精油を数滴加えて香りをつける(お好み)
4. 容器の蓋を閉めてよく振り、混ぜ合わせる
5. 完成した消毒液を手に塗布して使用する

身近な存在となった消毒液の作成であることと作業工程がシンプルであるため低学年のお子様にオススメです。世界で1つだけのオリジナルを作りましょう。

インクの色分離実験(クロマトグラフィー)
<材料>
・ 無水エタノール
・コーヒーフィルターまたはろ紙
・マジックペン(黒や赤など数色)
・小さな容器
・はさみ
<手順>
1. コーヒーフィルターを細長く切る
2. コーヒーフィルターの一端に黒インクで点をつける
3. 無水エタノールを小さな容器に少量注ぐ
4. フィルターの点をつけた端をエタノールに浸し、点が液体に浸らないように注意する
5. 液がフィルターを通じて上昇し、インクが色ごとに分離する様子を観察する

クロマトグラフィーは、インクの色が紙を通してどのように広がるかを見る実験です。インクは複数の色でできていて、水で溶けると色が紙の上で分かれて広がります。これで、インクの中にどんな色が隠れているかがわかります。様々な色のインクを使用し何色が出てくるか予想してから実験してみましょう。


DNA抽出実験
<材料>
– 無水エタノール
– フルーツ(バナナやイチゴ)
– 食塩(2g)
– 食器用洗剤(小さじ1)
– 水(25g)
– ビニール袋
– フィルター(コーヒーフィルターなど)
– 容器2個(透明なグラスなど)
<手順>
1.抽出液の作成: コップに水25mlと食塩2gを混ぜて溶かす
2. 材料の準備: フルーツをビニール袋に入れ、空気を抜いてから手ですりつぶす
3. 混合: すりつぶしたフルーツを抽出液に加え、割り箸でゆっくりかき混ぜる
4. ろ過: 別のコップにペーパーフィルターをセットし、バナナの液をそっと注ぐ
5. ろ液の作成: ろ液に食器用洗剤を小さじ1杯加え、静かにかき混ぜる
6. 無水エタノールの追加: ろ液の2~3倍の量の無水エタノールを割り箸に伝わせてゆっくり加える
7. DNAの出現: 透明な上層に白いもやもやしたものが現れる。割り箸で巻き取るようにして観察する

成功させるポイントは3つ
①新鮮な材料を用意する
②材料をよくすりつぶす
③洗剤や無水エタノールを加えるとき、混ぜるときは慎重に行う

材料をすりつぶし食器用洗剤を加えることで細胞を破壊しDNAを出現しやすくさせます。そしてDNAが水に溶けやすくエタノールに溶けにくい性質やエタノールと水の密度の違いを利用します。フルーツ以外にも野菜など様々な材料で実験し比べてみると面白いですね。
小学生の理科の授業ではDNAは習いませんが、この実験を通し生物の不思議や自然界の仕組みに対する好奇心を育むことができると思います。



いかがでしたか??
最近では実験キットや工作キットや簡単な実験を紹介する本なども増えています。
そのようなものも活用しながら、夏休み後半で宿題に気が付いたときはぜひドラストへかけこんでみてください。















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